最新刊!在米キュレイターが綴るエッセイ

現場で起こったさまざまな体験やエピソードを紹介し、アメリカのミュージアム事情をわかりやすく伝える。日本のミュージアムファン、そして学芸員・経営に携わる方におすすめの一冊。

――「月刊ミュゼ」に連載を始めた5年前は、アメリカでの仕事に加えて、日本でミュージアムコンサルタントとして歩みだした時期と一致する。その間に日本のミュージアムの教育普及事業は大きく飛躍した。以前ここに書いたアメリカのことが、もう日本でいくつも当たり前になっている。そういうのを知るとわくわくする。自分ももっと先へ進まなくてはと思う。日本のミュージアムは無限の可能性を秘めている。――(「あとがき」より)

著者 三木美裕(みき・よしひろ)
前ジャパニーズアメリカンナショナルミュージアム教育部長
 米国ボストン・チルドレンズ・ミュージアム、シアトル美術館の学芸員を経て、ロサンゼルスのジャパニーズアメリカンナショナルミュージアムの教育部長として実績を積む。ミュージアムの運営、展示開発、来館者調査のコンサルティングも行う。日本でもミュージアムコンサルタントとして活躍する。温厚かつエネルギッシュな人柄でファンも多い。
  また、1999年から月刊ミュゼで「From Q Letter」の連載をスタートし好評である。神戸出身、1959年生まれ。

      
内容のご紹介

第1章 ミュージアムの運営
岐路に立つ経営者 緊縮予算、逆境で考える 分館を建てるわけパーティー三昧 外部資本とつきあう チーム・マネジメントで対応する アドバイザーを活用する ヘイワード博士のこと 来館者研究を導入する 巡回展という名の町おこし 米国巡回展制作の舞台裏

第2章 ミュージアムで働く
出会いの楽しみ ミュージアム・エデュケーター連帯す グラント・ライター ある日突然に 人材の調整 巡回展のボランティアさん ボランティアさんと向き合う ご当地ボランティア事情 親子でボランティア 正職員はボランティアさん

第3章 ミュージアム・エデュケーション
デトロイトの高校に通いたかった 博物館の勇気フォード氏の体験学習 ミュージアム・エデュケーターの心得 ダニロフ博士のこと エデュケーション・センターの行方T エデュケーション・センターの行方U エデュケーション・センターの行方V
 

付章
ロサンゼルス・全米日系人博物館 アメリカ西海岸のミュージアム・エデュケーターたち ミュージアム・エデュケーターという職業 アメリカでの展示の検証と評価の応用 体験型の展示手法を導入する意義
  本体価格1900円(税別)A5判 220P
  ISBN 4-944163-28-2